最重要事項はやはり会員増強と考えています。
今年度RI会長の言葉「過去50年間同じ行動を続けてきたのであればおそらくそれを見直す時がきているでしょう、クラブが活発に活動していない場合、会員が減っている場合、地域でもっと適応したクラブに変化する時が来ている」、この言葉に沿って行動していくべきと考えています。
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことですが、第1に知り合いを広めること、とされています。
しかしながらロータリークラブの現在置かれている状況は厳しいものです。世界のロータリー会員数は減少しており、日本の会員数も1996年の129,000人から2023年には82,000人に減少しています。
国際ロータリーも様々な変革を提案し変革を遂げてきました。2015年「ロータリーは時代に応じて変わらねばならない」、2018年には「参加者の基盤を広げよう、固めよう」と行動計画を掲げ、さらに2021年からDEIへの取り組み、DEIの規範に沿った行動、言動によってクラブがより一層一体感のある集まりとなり、さらに新たにロータリーに参加したいと望む人たちにとって魅力のある開放的・歓迎的な環境を築くことにつながると考え提言しています。
最近、世界だけでなく日本国内の様々な団体、企業、集まりでもDEIへの取り組みが積極的に進められています。わたくしの所属する日本脳神経外科学会でも2023年10月より第XI期ダイバーシティ推進委員会委員が組織され2024年4月からの医師の働き方改革の始まりと相まって老若男女問わず脳外科医の医師一人一人が輝くことこそが脳神経外科の発展につながると期待されています。
わが茨木西ロータリークラブも『新しい価値観の会員とロータリーの伝統』『自クラブが大切にしたい組織風土』というものを考えあわせながら変化する時が来ている、と強く思っています。
長く続けて来られた会員のライフスタイルの変化にも、新たに入会希望の方々の要望にも柔軟性を持って対応して、一人ひとりに合った環境を整え全員が公平に能力を発揮することによって会員ひとりひとりの居心地の良いクラブ、集まりになっていくという考えを持って一年間、会長職を続けていく所存です。
なにとぞよろしくお願いいたします。
DEIとは? Diversity Equity Inclusion
2024–2025年度 会長 川尻 勝久