例会情報

第1437回(24年度15回)令和6年10月30日(水) / 交通安全に関するスピーチ他

川尻勝久会長は会長の時間で、今年度の各奉仕部門における活動を振り返りました。7月には新入会員2名を迎え、10月にはゴルフ同好会後の夕食会で会員家族も含む24名が参加し、親睦を深めました。社会奉仕活動では茨木フェスティバルへの出店や、希望館の子どもたちをブドウ狩りに招待するなどの活動を実施。国際奉仕ではタイでの糖尿病予防啓発事業を展開し、青少年奉仕では RYLA活動や青少年交換プログラムを進めています。

 

今回の例会では茨木警察署交通課長をお迎えし、交通安全に関する貴重な卓話をいただきました。

課長からは、茨木市の交通事故の現状と課題について詳しい説明がありました。茨木市は大阪府下で事故発生件数がワーストとなっており、特に自転車関連事故が増加傾向にあることが報告されました。市内では今年既に3名の死亡事故(うち1名が茨木市民)が発生しており、物流関連や中環、171号線などの通過交通による事故が特徴とのことです。

11月からの法改正で自転車の「ながらスマホ」と「酒気帯び運転」への罰則が強化されることも紹介されました。「ながらスマホ」は6月以下の懲役または10万円以下の罰金、交通の危険を生じさせた場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。酒気帯び運転については3年以下の懲役または50万円以下の罰金となり、自転車の提供者や酒類提供者、同乗者にも罰則が設けられます。

課長は「交通事故の多くは不注意で起こる過失であり、注意すれば防げる」と強調。特に高速道路での追突事故は全体の25%を占めており、前方への注意で大幅な削減が可能とのことでした。また、自転車事故対策として、ヘルメット着用の推進(生還率が7倍に向上)や自転車レーンの整備なども進められていることが報告されました。

 

この日のニコニコ箱への寄付は41,000円でした。

※ロータリークラブの例会場で会員が自由意志で善意の寄付金を入れる箱です。