【要約】
11月のロータリー財団月間に際し、森拓哉ロータリー財団委員長によるフォーラムを開催。ロータリー財団の使命と活動意義について理解を深めるとともに、平和フェローシップを通じた国際貢献の可能性について活発な議論が行われました。
【詳細報告】
会長の川尻勝久氏は「会長の時間」で、ロータリー財団の歴史と意義について解説を行いました。1917年、アーチ・クランプRI会長による「世界でよいことをするために」という提案から始まった財団は、現在、人々の健康改善、質の高い教育の提供、環境保護、貧困撲滅を通じて、世界理解・親善・平和の達成を目指しています。また、会員一人当たりの目標寄付額や認証制度についても詳しい説明がありました。
続くフォーラムでは、森委員長がロータリー財団の活動力について、具体的な経験を交えて講演しました。特に印象的だったのは、2023年2月のIM2組ロータリーデーでの経験です。ロータリー平和フェローの井上悦子氏によるウクライナの現状報告を通じて、800万人もの避難民が生まれている実態と、私たちにできる4つの行動(寄付、関心を持つこと、共有すること、発信すること)が提示されました。この経験は、後の3月27日のバルタン氏来日講演へと発展し、平和活動の重要性を実感する機会となりました。
最新の活動として、2024年10月25日付のバルタン氏からのメールも紹介され、継続的な平和への取り組みの重要性が強調されました。
フォーラム後の意見交換では、平和フェローシップへのクラブの関わり方について具体的な議論が展開されました。クラブの責任範囲、人材要件、選考過程など、実務的な課題について意見が交わされ、まずは制度の広報活動から始めることが提案されました。
例会では、会員の吉岡氏の新刊出版(11月8日)を祝うなど、会員間の親睦も深められました。
また、社会奉仕活動として、週末に子供の家のお子さんたちを招待してのボーリング大会開催が予定されており、会員の積極的な参加が呼びかけられました。
本例会は、国際的な平和活動から地域に根ざした奉仕活動まで、ロータリークラブの多岐にわたる活動について、会員間で深い議論と情報共有が行われた充実した会合となりました。