例会情報

第1449回(24年度27回、令和7年2月5日(水))例会 活動報告 / 自分の軸を育てる:キャリア教育が拓く子どもたちの未来

【要約】

茨木西ロータリークラブ第1449回例会では、斎藤氏を外部講師として招き、「キャリア教育が育む『自分の軸』―主体性形成の重要性とその実践―」について講演が行われました。また会長の時間では、2月23日のロータリー創立記念日にちなみ、ロータリーの歴史と「平和と紛争予防/紛争解決月間」における取り組みについて説明がありました。

【詳細報告】

■会長の時間

会長は2月23日がロータリーにとって特別な日であると説明しました。112年前の1905年2月23日、シカゴで弁護士として働いていたポール・ハリスが世界初のロータリークラブ(シカゴRC)を設立した日です。多種多様な分野の職業人が集い、生涯にわたる友情を培う場として始まったロータリーは、現在120万人の会員が様々な社会問題に取り組んでいます。

また、2月は「平和と紛争予防/紛争解決月間」であることが紹介されました。世界の紛争地では食糧不足、住居喪失、空爆やテロの脅威、感染症の流行など、人々が深刻な困難に直面していることが説明されました。このような状況の中、ロータリーでは異文化交流を通じて相互理解を育み、紛争解決のスキルを備えた人材育成を通じて平和な世界づくりを促進しています。

具体的な取り組みとして、2002年に創設された「ロータリー平和フェローシップ」があり、毎年約130名の若者が世界中から選ばれて学んでいます。これまで1,300人以上の奨学生が巣立ち、115カ国以上で国連機関や各国政府機関、NGO団体などでリーダーシップを発揮していることが報告されました。さらに、ロータリー財団のグローバル奨学生制度や青少年交換留学プログラムも、平和構築に貢献する人材育成の取り組みとして紹介されました。

■斎藤氏による講演

一般社団法人キャリア教育たかぎごやの代表理事、齋藤広明氏を外部講師として招き講演いただきました。

斎藤氏は「キャリア教育が育む『自分の軸』―主体性形成の重要性とその実践―」をテーマに講演しました。キャリア教育が子どもの自己価値観形成と主体的な人生選択力の育成に重要であることを強調しました。

斎藤氏は高校での講演会で「視野が広がった」という生徒のフィードバックを受けたことがきっかけとなり、一般社団法人キャリア教育たかぎごやの設立に至ったことを紹介しました。一度の介入でも人生に意味のある影響を与えられると確信したという経緯が語られました。

現代の教育現場では、進路やキャリア選択における主体性の欠如が問題であり、多くの子どもが他者の期待に依存した選択をしていることが指摘されました。「自分の軸」という概念を提示し、これがキャリアに対する職業観・勤労観などの価値観や生き方の指針であり、環境変化にも揺るがないものであると説明しました。

斎藤氏自身の「子育ての重視」という軸による教職から自営業へのキャリア転換を例に挙げ、確固たる軸があることで変化の中でも主体的な選択が可能になると語りました。

今後のキャリア教育は「どのように生きたいか」を問い、価値観形成を促すものへと進化すべきだと提言。多様な社会人との対話や実践的活動、価値観の深掘りを促す問いかけの重要性が強調されました。

会員からは「画一的な教育ではなく、多様な価値観や経験を対話を通じて提供することが、子どもたちの健全な人格形成には必要だと感じた」などの感想が寄せられ、将来の出前授業の参考になったとの声も上がりました。