【要約】
川尻勝久会長は、大船渡市での大規模山林火災に対する支援金募集を呼びかけ、14年前の東日本大震災からつながる支援活動の歴史を振り返りました。また、西尾忠夫研修委員長による「奉仕と親睦-ロータリーの現状-」と題した卓話では、ロータリーの原点と現代における活動の変遷について深い考察が展開されました。
【詳細報告】
■会長の時間
川尻勝久会長は会長の時間で、地区より依頼のあった大船渡大規模山林火災被害支援金について言及しました。茨木西ロータリークラブは、2011年の東日本大震災発生後、2012年2月と9月に地区補助金を活用した復興支援活動を行っています。特に綾里小学校への学校備品支援プロジェクトでは、会員が現地を訪れて厳粛な贈呈式に参加したことが紹介されました。川尻会長は「今回の山火事が起こった地域のど真ん中に綾里小学校が位置している」と説明し、復興支援の継続性を強調しました。
■西尾忠夫研修委員長のスピーチ
西尾忠夫研修委員長による「奉仕と親睦-ロータリーの現状-」と題したスピーチが行われました。西尾委員長は、ポール・ハリスがロータリーを創設した原点に触れながら、「奉仕の理想」という理念を基盤としたロータリーの発展過程を説明しました。特に近年の規定審議会による変革について、例会出席規定の緩和や会員資格の拡大などが、本来のロータリー精神にどのような影響を与えているかという問題提起がなされました。
西尾委員長は「入りて学び、出でて奉仕せよ」というロータリーの標語を引用しながら、例会を通じた奉仕の理念の研鑽の重要性を強調し、「ロータリーの原点に戻った活動」の必要性を訴えました。